ぬるま湯に浸かる日常

あらゆることに中途半端なならず者が、好きなように好きな話をするブログ

ただの日記のつもりが、チャットモンチーラストライブのことになった。

ブログってなんかすごく身構えてしまう。なんでだろう、白いところが多いからかな。無限に書くところがあるように感じて、びびってしまう。昔は意味もなくブログを書きまくっていたのにな。Instagramは写真がメインだし、Twitterも気分的に気軽だから、すらすら書けるんだけど。

ということで、ブログ苦手意識克服のために、どうでもいいような日記も書いてみる。最近めっきり文章力が落ちてしまって、あとで読み返しても大しておもしろくなくて、自分で戦慄する。もう一度感覚を取り戻すために、書くことを続けてみようと思う。

6月は仕事にプライベートに、いままでないくらいまぁまぁ忙しすぎてしんどかったけど、今週もなんやかんやパタパタしてたなぁ。ライブも2本観た。そうそう、ライブの話がしたい。

※ ライブの話で盛り上がりすぎて、2本中1本しか触れられなかったし、ただの日記の範疇でおさまらない内容になってしまった(笑) おヒマな人だけどうぞ、、、

 

◾︎ 7/4(水) チャットモンチー 武道館公演

自分でない、誰かの青春の終わりを、初めて見たような気がした。くみこん脱退後の彼女たちをあんまり追っていなかったから、なんとなくファンの人たちに気が引けて、武道館のチケットはとらなかったのだけど。でも、ライブビューイングでやってくれるとのことだったので、それなら、と、最寄りの映画館のチケットを買った。

自分が大学4年の時、andymoriが解散して、The SALOVERSが無期限活動停止に至った時は、私の長いモラトリアムの終わりに、青春を彩ってくれたバンドが合わせてきたな、という感じだった。だけど、チャットモンチーの完結は、もう社会人4年目になったこのタイミングだったから、自分自身の青春の終わりとはあまり感じなくて。チャットモンチーのヒストリームービー(二部構成だったライブの、1部と2部の間に流れた)を見たときに、そっか、今日はえっちゃんとあっこちゃんの青春の終わりに立ち会ってるんだって強く思った。2005年にデビューした時はまだまだ「女の子」だったのに、時を経るごとに見た目も中身もどんどん大人の女性になっていって、くみこん脱退という大きな苦難も乗り越えて、ふたりで手を取り合いながら走り続けて。それでも、「もう自分たちにできることは全部出し切った」って、自分たちの手で自分のバンドを完結させるんやもん(そんなんできひんやん、普通!と続けたいところ。最近身にしみて思うけど、続けることよりやめることの方が、何倍も難しいから)。

ステージ上でわんわん泣きながらお互いを抱きしめあって、人生の大半をチャットモンチーに注いだであろう、えっちゃんとあっこちゃんは、こうやって自分たちで青春を終わらせて、きっと次のオトナステージに突入するんだと思う。なんかうまく言えなくてもどかしいけれど、最後の最後の曲が“サラバ青春”とわかった時に、やっぱりな、って思った。でも、次の道が見えてるのがわかるから、かなしいしさみしいけど、不思議とたのしみな気持ちも湧いてくる自分がいた(ライブ中はだーだー涙も鼻水も出してましたけど)。本当にうつくしくて、尊い「完結」だった。

もちろん、私の青春時代にも彩りを濃く濃く添えてもらった。特に3枚目のアルバムの『告白』はめちゃくちゃ聴いた。好きすぎて、チャットモンチーになりたくて、当時エムブロで個人ホームページをつくるのが流行っていた中で(爆)、私のトップページは告白当時の彼女たちのアー写だったもの。走り出せないまま終わってしまった高校1年の時の恋は、それでも“風吹けば恋”に応援してもらった。“シャングリラ”や“ハナノユメ”は、軽音部にいた時にバンドでコピーもした。譜面に書いてあることは難しくないのに、同じグルーヴは決して出せなくて、なんでなんだろうと首をひねりまくった思い出がある。しかも、学祭の前日にバンドメンバーで大げんかして、「明日出るのやめよか!?」みたいなところまで発展した、映画『リンダリンダリンダ』的な展開まであった。なんでだったのか全然思い出せないけど、、、(そして結局出た(笑))。あと、高校の頃はラジオっ子だったから、チャットモンチーのロッキン丼も、チャットLOCKSも、チャボべLOCKSも聴いてたよ。『染まるよ』がリリースされた時の失恋特集では、自分のことのようにかなしくなったし、両A面の“愛捨てた”がめっちゃ好きだった。ちょっと思い出すだけでも、これだけのことが蘇るんだもの、間違いなく、あの時の私の支えだったんだなぁ。

そして、完結を見て改めて思ったけど、私はやっぱり、チャットモンチーになりたい。チャットモンチーみたいなバンドを組みたい!でもないし、すてきな歌詞を書きたい!とかいうわけでもないんだけど、チャットモンチーになりたいって思う。なんでやねん、どういうことやねん、って感じだけど(笑)

この先、もしかしたら日本のロックにはまったいつかの少年少女たちが、なにかのタイミングで昔のバンドを漁った時に、チャットモンチーと出会うかもしれない。その時に、「私、実は生で見たことあってな、最後の武道館も、画面越しやったけど、見てん。ほんまにまじで、かっこよくてさぁ!」って、そのよろこびを勝手に語り出してしまうかもしれない。苦笑いされないように、気をつけないとな。